季刊誌「生活と文化」

当金庫では1988年から2011年まで、飯田・下伊那の生活と文化を伝える季刊として「生活と文化」を発行してまいりました。
こちらでは、2003年からのバックナンバーをご覧いただけます。(ただし、表紙と目次のみです。)
「生活と文化」2007年秋号
-
秋雨が降り、秋風が吹く。つづいて秋祭りの囃子、花火の音が響いてくる。夕焼けが空や川面を染めた翌日は、木々の葉が青空に赤く燃える。伊那谷はすべてを秋色に衣替えする。 その"いっとき"の彩華に、人々は画を描き、詩が詠まれ、伝説ができる。そんな伊那谷の一齣一齣を綴りました。

表紙
飯田市八幡 鳩ヶ嶺八幡宮
永井 郁
- ふるさとの伝説:犬坊狂乱
文/山﨑一司 切り絵/藤野在崇 - ふるさとの四季と自然:豊丘村 田村
写真/佐藤信一 - 21世紀の道標 未来に伝え残したいふるさと自然の文化遺産:神坂峠
文/関 守 - 文芸に彩られる里:名勝天龍峡の文化史探究
文・写真/今村眞直 - なぜ?から生まれた物語:なぜ折れ曲がった?赤石山脈の地層
文・写真/松島信幸 - 子ども風土記:かって うれしい
文・画/熊谷元一 秋海棠 画/熊谷忠夫 - 土蔵のある光景:飯田市上郷飯沼
文/矢澤律子 写真/宮下 徹 - 明治の日本旅行案内:日本の近代登山に貢献
文/川村 宏 - もう昔の話
- 伊那谷の植物 リュウノウギク
文・写真/北城節雄
「生活と文化」2007年夏号
-
本誌を通じて信州伊那谷の夏を感じていただけますか?伊那谷の創生の秘密や文芸に彩られる里、ふるさとの伝説などをヒントに、ふるさとを散策して楽しんでください。

表紙
阿智村 安布知神社
永井 郁
- ふるさとの伝説:村人たちの大阪夏の陣
文/山﨑一司 切絵/藤野在崇 - ふるさとの四季と自然:飯田市南信濃大島
写真/佐藤信一 - 21世紀の道標 未来に伝え残したいふるさと自然の文化遺産:伊那谷の河岸段丘
文・写真/松島信幸 - 文芸に彩られる里:椋 鳩十
文/宮下和男 - なぜ?から生まれた物語:0.1ミリの放散虫から日本列島の誕生が見えた
文・写真/松島信幸 - 子ども風土記:一天にわかにかき曇り
文・画/熊谷元一 擬宝珠 画/熊谷忠夫 - 土蔵のある光景:飯田市三穂立石
文/矢澤律子 写真/山本宏務 - 明治の日本旅行案内:ウェストンも愛用
文・写真/川村 宏 - もう昔の話
- 伊那谷の植物 ノアザミ
文・写真/北條節雄
「生活と文化」2007年春号
-
赤石の峰々を夕映えが赤紫に染める春の訪れ。
伊那谷、その大きな自然を舞台に、何世紀にもわたって先人が紡いできた、着心地が良い織物に似た、ふるさとの文化遺産を洗い張りして、新しい時代に輝かせたい。

表紙
飯田市上郷にて
永井 郁
- ふるさとの伝説:山国の皇子
文/山﨑一司切り絵/藤野在崇 - ふるさとの四季と自然:松川町片桐
写真/佐藤信一 - 21世紀の道標 未来に伝え残したいふるさと自然の文化遺産:空中に浮かぶ村遠山郷下栗
文・写真/藤田佳久 - 文芸に彩られる里: 松尾多勢子
文/久保田幸枝 - なぜ?から生まれた物語:赤い石が明かす南アルプスの生い立ち
文・写真/松島信幸 - 子ども風土記:飯田の手まり歌
文・画/熊谷元一ツツジ画/熊谷忠夫 - 土蔵のある光景:豊丘村堀越
写真/山本宏務 - 明治の日本旅行案内:日本アルプスの命名
文/川村宏 - もう昔の話
- 伊那谷の植物:カタクリ
文・写真/北城節雄
「生活と文化」2007年冬号<新年号>
-
2006年の漢字は「命」に決定とか。新しく生まれること、生きることの大切さ、それらを厳かに考えていきたい、その願いで「生命の誕生」に執筆いただきました。自然界ばかりなく宇宙や信仰面においても、命は連綿とつながれています。2007年、新しい歴史の誕生は、一頁ごと大切にしたいものです。

表紙
飯田市 上郷にて
永井 郁
- 切り絵の四季:福寿草
切り絵・文/藤野在崇 - ふるさとの四季と自然:豊丘村 堀越
写真/佐藤信一 - 21世紀の道標 未来に伝え残したいふるさと自然の文化遺産
文/望月照彦 - 時又初午はだか祭り
文・写真/松島信雄 - 生命の誕生:人知れずたくましく生きるカヤネズミ
文・写真/宮下 稔 - 子ども風土記:わらぞうり作り
文・画/熊谷元一 紅梅 画/熊谷忠夫 - 土蔵のある風景:飯田市松尾
文/塩澤正人 写真/山本宏務 - 風の地名:風原(かざはら・かざら・かざっぱら)
文・写真/今村理則 - もう昔の話
- 盛平山龍渕寺の杉(せいへいざんりゅうえんじのすぎ)
文・写真/宮下 徹